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執筆者の写真デボラ・デラックス

オリーブ山part1

来たよ来たよ!外せないのは金の屋根w

景観に圧倒されますねー。とにかく、凄いとこです。オリーブ山。


ザ・エルサレムですね。東京でいうとこのスカイツリー(東京タワー)、大阪でいうとこの道頓堀、博多でいうとこの中州みたいな感じのやつです。早い話がガイドブックの表紙です。


あ、でも勿論この写真はオリーブ山それ自体ではありません。オリーブ山それ自体がどんなもんなのかご説明しますね。


オリーブ山は山というより尾根の一部、という感じですかね。山という程高くもないですし。標高は大体800mです。


峰が3つあって一番高いのが北部にあるスコーパス山です。ヘブライ大学(イスラエルの東大的な)があるところですね。展望山なんて呼ばれていて、ここはここで有名な観光スポットです。


ちなみに私、同じツアーに牧師さんがいらしたので、ここで日曜礼拝しましたです。贅沢☆

アーメンツアーのメンバーの中で、一人だけ知らない讃美歌あって赤っ恥かいたのも今は懐かしい思い出('◇')ゞ


ここからは結構市街地が良く見えたので、多分夜景がキレイなのではないかなあと推察します。今度夜行ってみたいです。

南部には700m程の峰があって、こちらは躓きの山とか破壊の山なんて言われています。ソロモン王は晩年、外国人を含む700人の妻と300人の妾(盛って10倍にしている、と仮定しても凄いですよね)の言うなりになり、ヤハヴェ以外の外国の神の神殿を建てました。その場所と言われています。


ちなみにこのソロモン王の偶像崇拝、母君バトシェバの水浴同様、宗教画の画題としても有名です。鈴なりの若い女に誑かされる、今やすっかりボケ爺と化したソロモン王…痛々しいですねえ。よくこんなにぎっしり若い娘を描き込んだものだなあと感動したのでこの絵をチョイス!

※the J. Paul Getty Museumの「The Idolatry of Solomon」より引用。

http://www.getty.edu/art/collection/objects/593/frans-francken-the-younger-the-idolatry-of-solomon-flemish-1622/


そして丁度神殿の丘、というか旧市街と向かい合っているのが、みんな大好きオリーブ山です。エルサレムのシンボルと言える金色丸屋根の岩のドームや聖墳墓教会、ダヴィデの町まで全部一覧できます。圧倒されますねー☆


ここが有名な観光地になったのは、ここ100年とかそんなもんじゃないですよ。2000年近く前、ユダヤ戦争に敗北したユダヤ人のディアスポラの時代が始まったころから、ここはユダヤ教徒達が神殿を偲ぶ場として、有名な観光地(?)でした。


ザ・観光地ですからね。お土産屋のおっちゃん達が30枚で1ドルの絵葉書とか2ドルのパノラマ写真とか、お約束のラクダ乗りとか(何ドルだったっけ?)を売りつけるべくたむろしております。


ちなみに、一見安そうに見えるこのお土産ですが、実はかなり高―くついてしまうこともあるので、うっかり買わない方がよろしいです(詳細は【コラム】ふたつのマイノリティにてご紹介)。


で、景観に一通り圧倒されて、一通り写真撮りまくって気が済んだ後で次に圧倒されるのが、眼下に広がる…


墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓!墓…


とにかく見渡す限り墓だらけです。15万基以上あるそうです。旧約の時代から近現代に至るまで、ユダヤ人セレブのお墓がたくさんあります。勿論、そんな大昔からお墓作っているので今や完全にスペース不足。ユダヤ教徒は土葬なので、余計場所喰っちゃうんですよね。


今や、1000万以上積まないと、ここにお墓は作れないんだそうです…


でも、金取ってるだけのことはやってます!オリーブ山には管理組合(?)みたいなのがちゃんとありまして。15万基全部写真撮って、デジタル化してDBに保管してマッピングされているとか。どこに誰の墓があるのか、ネットで簡単に確認できるんだそうです。


将来的には、スピルバーグとかナタリーポートマンといったユダヤ人ハリウッドセレブもここで眠るかも知れませんね( ̄ー ̄)


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